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胡桃林の寝子日和。
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第4週目。
2011年 08月 19日 |
8/13(土)
お盆初日は、何かとばたばた忙しく。
今までそういうことは祖母がやっていましたが、父の病気が発覚したときに一人暮らしをやめて老人専用のアパートに移ってもらい、そのときにお仏壇を祖母の家から実家に移動させたので、今年は私たちがやらねばなりません。
すでに亡くなってから60年ほども経つ祖父は、もうあの世にもいないんじゃないかとは思うものの、やはり場所を変えてから初めてのお盆なので、出来る限りはしたほうがいいよねえと。
午前中に私はちょっと家のことをし、お昼過ぎに母と交代をして病院へ行き、母はお盆の準備を午後からしました。
立秋もいつの間にか過ぎ、相変わらずくそ暑いけれど、お盆を過ぎると朝晩の気温がふっと涼しくなってくるのでそれを楽しみにしていよう…。

8/14(日)
本日は祖母をお墓参りに連れてゆきました。
朝10時過ぎに迎えに行き、途中でティータイムをはさんで、お寺に着いたのはすでにお昼ごろ。
もしかしなくても、屋根のない墓地では一番暑い時間帯なんじゃ…?
汗だくになりながらそれでもお参りをすませ、施設でお世話になっているお友だちにお土産を買いたいという祖母のショッピングに付き合い、回るおすし屋さんでやや遅めのお昼を取りました。
その後は実家に来た仏壇で再度お参りをし、施設まで送り届けて、本日の私のお仕事(?)は無事終了。
さすが母子だけあって、祖母も父と同じでとにかく文句ばかりで感謝の言葉など一切なかった人だったのですが、一緒に行ったのが孫である私だけだったからか(たいていそういう場合でも姉も一緒ということがほとんどだったので)、遠くまで連れてってくれてありがとう、お世話かけることしか出来なくてごめん、というような言葉をもらい、ちょっとびっくり。
…しかし、そういうことが言えるようになるまで94年以上かかった祖母だから、父はまだまだあと30年くらいは無理か~…?
ともあれ、とにかく暑かった!

8/15(月)
本日は父の2度目の帰宅外出、なんと朝10時から午後3時までの半日コースです。
いつのより早く母と病院へ行き、持って帰るものを用意し、いざ出発。
車椅子も乗れる福祉タクシーを使ったのですが、毎日自分で運転して往復している道を違う人の運転と車で行くのは変な感じでした。
帰ってきてすぐは、お気に入りのいすに座ってもらっていましたが、あまりにも唾液と痰が多くて止まらないのと、座位では吸痰・吸引がうまく出来ないのとで、結局ベッドの上に移動しましたが、そのあとは大きな問題もなく、無事に過ごせました。
が、途中でケアマネさんやヘルパーさん、デイケアの担当の方が訪ねてきてくださり、あまり父の様子をチェックできなかったのがちょっと心残りではあります。
ま、大きく体調を崩したりしなければ、あさっては一泊外泊の予定だし、そのときには訪問者はいないはずなので、うまく練習できるといいな。
帰りは、母とふたりで一緒というのは珍しいしそれなりにやっぱり疲れていたので、丸亀製麺で手抜き夕食。
ふたりともとろ玉うどん(ぶっかけにとろろ芋と温泉卵が乗ったもの)を頼みましたが、麺はもちもちで美味しかったのだけれど、おつゆが私たちにはちょっと甘すぎでしたね。
でも、並盛りでしっかりとおなかは膨れた上に380円というのはとっても魅力的。
セルフサービスで先にお会計を済ませるから、店員さんがテーブルに来る煩わしさもないし、こういうお店がいろんなジャンルで増えてくれるといいなあ。

8/16(火)
またもや、家の中の家具の移動&収納スペース等の確保&整理のため、東奔西走しました。
本日の最大の目的は、『父がベッドからTVを見られるよう、ある程度高さがあり奥行きが狭い台(兼収納棚)を探すこと。
キッチンの収納としては、狭い隙間にも入れられるという引き出し等があるのですが、ある程度の重さがあるTVを乗せるにはあまりにもやぐいので、最終的には支柱や棚などをばらばらに、でも自分の思うようにデザインできるパーツを購入しました。
その後、父の午後のリハビリに間に合うように病院へ行き、アンビューバッグ(手動呼吸器)の使い方を教えていただきました。
基本的に呼吸器は充電式なので、たとえば停電などがあっても最長6時間までは動いてくれるので心配は要りませんが、それでもこの春に起きた大震災を思えば、念には念を入れて…というのもあるわけで。
そうでなくても、月に一度は呼吸器の点検があるらしく、その時には1分間ほど呼吸器をはずすことになるので、今は自発呼吸が出来る父ではありますが、それが出来なくなったときのためにも覚えておかなくちゃいけません。
数ヶ月毎、しかもほんのわずかしか帰国しない私ですが、それでもいざというときには知らないよりも知っておいたほうがいいですからね。
帰国にむけて増えた荷物の欠片を郵送したし、父の退院の準備も着々と(私たちの知らないところでも)進んでいるし、明日・明後日は父が一泊外出で帰ってくるし、入っていただく予定のヘルパーさんたちやお世話になる予定のデイサービスの方々などとの契約もあり、なんだか毎日ばたばたしています。
そうだ、父のコミュニケーション手段も手配しなくちゃ…。

8/17(水)
どっきどきの一日外泊の日。
外出時の要領はおとといで何とか分かりましたが、一泊するとなると、着替えもご飯代わりの栄養も増えるし、何よりも気苦労が半端ない!
しかも、10時半ごろに病院を出て11時過ぎに家に着いたのですが、その直後に病院から電話が入り、渡す薬を他の人のものと間違えたと言われ、急いで取替えに走ったりし、なんだかすでにどっと疲れてしまいました。
なのに、父の吸痰・吸引の要求はノンストップだし、始終何か訴えたいような顔で指先を動かすし(今は指文字での会話になっているので)、偶然祖母を訪ねてくれていた従姉妹が寄ってくれたり、姉が午後から保育園から帰ってきた甥っ子を連れてきてくれたのだけれどとにかく彼はもう少しもじっとしていないしで、こんなのが日常だったら絶対に母はすぐに音を上げちゃうだろうという忙しなさでした…。
ま、今まで2ヵ月半もずっと病院にいた父なので、その間に家の中をかなり模様替えしているし、自分の家とはいえ慣れない場所になってしまっているから落ち着かないというのも分かるので、退院してからしばらくはこんな感じなのかもしれません。
あとは、父と母が仲良く(これが一番問題…)がんばってくれることを願っています。
…なんていいつつ、明日の午後父を病院に連れて行くまでは、まだまだ気は抜けないんですけれども。

8/18(木)
夜は2度ほどトイレのために起きた父ですが、それでもかなりしっかりと寝られたよう。
やはり今までと部屋は違えど自宅ではあるし、病院と違ってざわめきもないし、ちゃんと暗くしたし、いろいろ条件がよかったのかも。
ただし、起きた後はほぼずっと母の苛立ちを誘うことばかりで、病院に戻る直前まで、聞いて(見て)いる私がいらっとしてしまったほど。
たったの27時間でこんな状態なら、退院した後はどうなるんだろう?
それとも、まだまだ準備段階だしあれこれと不手際があったからあわただしかったけれど、ある程度予定や作業の流れが出来てしまえばもう少し余裕をもてるのかしら。
病院に戻ったあとは、たくさんの看護士さん方をはじめ、担当医やリハビリの先生までも様子を見に来てくださいました。
みんな、心配してくださっているのよね…。
ともあれ、父はその後私たちが帰るまでほぼずっとうつらうつらとしていたので、やっぱり疲れていたのでしょう。
母や私も、実はかなり疲れたよ…。
そういえば、病院から帰る道中で、うちから程近いところに屋台に囲いをつけたような小さなラーメン屋さんがあるのですが、その前を通ったときにいきなり母が『人が倒れてた!』って言ったんです。
ドアミラーで見てみると、確かに白い塊は見えたのですが、私は誰かがビニールにごみを詰めて放置したんじゃないかって思ったんですよ。
とはいえ、たとえそれがごみであったとしても、またはそういうものが見えないまでも勘の強い母なので実体がなかったものであったとしても、とにかく戻って確かめてみようということになり。
そうして近づいてみたら、どうやら確かにそれは人で、小柄なまだ若いおばあちゃんという感じの女性でした。
もしや車にはねられたとか熱中症だとか心臓発作とかなんじゃないかとあわてて駆け寄り、『大丈夫ですか!?』と声をかける間にも母に救急車を呼んでもらうよう頼んだのですが。
…どうやら単なる酔っ払いさんだったようです…。
念のためそのラーメン屋さんに声をかけてみたら、『またこんなに酔っ払って…』なんて抱え起こされていたので、どうやらよくあることのようで、ある意味ほっとしました。
でもあんまりこういう体験はしたくないなー…。

8/19(金)
今日はとにかく父のスペースに人の出入りの多い日でした。
毎週金曜日はお風呂の日なので、朝10時ごろから3~4人の看護師さん、数名のアシスターさん、それに呼吸器を扱う専門の肩が2名ほど来られ、まるで大名行列のように父を運んでくださいまして。
お風呂から戻ってきたら、上肢のリハビリがあり、そのあとはようやく姉が胃ろうに栄養を入れることや吸痰・吸引の指導を受けまして。
2時ごろからはレスパイトの受け入れを検討してくださっているクリニックの先生とケアマネさんたちがおいでになり、3時からは病院内にあるディケアとの契約をし、3時半ごろには退院直後から入ってくださる予定のヘルパーさんが吸痰・吸引の指導を受けにいらっしゃいまして。
4時からはいつもどおり下肢のリハビリに、5時からはそのリハビリの先生と一緒に自宅でリハビリを指導しに来てくださる先生がおいでになって、さらに吸痰・吸引の練習を。
私たちもですが、ワケが分からない父はもっと気疲れしたようで、リハビリのあとは私が帰るまでほぼずっとうつらうつらとしていました。
お盆を過ぎて一気に朝晩涼しくなり、日中はまだまだ蒸し暑いものの、それでもだいぶ過ごしやすくなってきました。
涼しいカナダの夏から一気に暑い日本の夏になったので夏バテを心配していましたが、一番暑い日中は空調の聞いた病院内にいることがほとんどだったので、残念ながら夏痩せもせず。
むしろ浮腫みまくっている足は、太さが増したようで、いやだわ~…。
by yuling | 2011-08-19 23:50 | 里帰り | Trackback | Comments(0) |
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