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胡桃林の寝子日和。
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第17日目。
2014年 10月 25日 |
第17日目。_b0090654_0443534.jpg昨日、特別養護老人ホーム長寿の里内にある『ベーカリーカフェ燦』でランチをしたときに、今日、『福まつり』というお祭りがあると聞き、父の入院以来久しぶりに泊まりに来ていた甥っ子を連れて行ってきました。
身障者や老人養護のホームが主催する施設のイベントだから、たいしたことはないだろうと侮っていたのですが、他にも行ったことのあるものと違い、かなり充実していました。
施設に住んでいる方々のショー、働いていらっしゃる方々の舞台、同市の高校生のクラブによる出し物など、ほほえましいものからうっかり拍手をしてしまうようなすごいものまで、それほど長居はしなかったにもかかわらず、結構楽しめました。
第17日目。_b0090654_0445866.jpgまた、施設で育てている有機野菜をはじめ、住んでいらっしゃる方たちが手指のリハビリを兼ねて作った手芸品もあり、私たちは大根や里芋などの野菜のほか、室内用のタオルや手ぬぐいで作った草履など、お買い上げ~。
第17日目。_b0090654_045175.jpgこちら、私たちのランチ。
このあとさらに、ラーメンと天津飯を加えちゃいましたが、一皿100円という安さに見合わぬ料と味で、ほとんど利益がないどころかマイナスだったんじゃないかと心配になってしまいます。

さて。
ここ3~4日、父の容態が不安定です。
頭が震えていたのは脈が異常に速くなっており、頚動脈からの振動のせいだったようです。
痰などのつまりでもなく、血圧や体温にも急激な変化はなく、看護師さんたちも原因が分からず『とにかくしばらく様子を見ましょう』ということになっていたのですが、昨日、父の顔が赤黒くなりまたかなと思っていたら担当医が走ってきてくださり、看護師さんとの会話を聞きかじったところによると脈が異常なまでに増えていたとのこと。
もともと父は脈が速く、家で介護していたときもたいてい80前後/分くらいはあったので、父が苦しそうにしていてもだいたい130あたりだったので驚きはしませんでしたが、担当医が来てくださったときにはおそらくそれ以上の数字が示されていたのでしょうね…。

あれこれの不調も、一日の中の流れとして恒常的に起こるものならば、そういうものだと余計な心配せず、おそらく退院時には処方していただけるだろうお薬を投与すればすむのでしょうが、逆にアクシデントに慣れてしまって必要なときに対応できないという事態だけは絶対に避けたいので、今後の対応は慎重に決めなくてはと思います。

何よりも今は、ほとんど反応がなくなってしまった父に、甥っ子が嫌がらずに『寝たきり』のじーちゃんに会いに来てくれるのは、本当にありがたいと思います。
もちろん、本人の意思でというよりも、姉が連れてきているからということも多分にあるのでしょうが、幼少のころからじーちゃんとばーちゃんにかまってもらっていたことはちゃんと覚えており、私や姉のときにはもらえなかった愛情を無条件で受け取っていたからなのでしょうね。
今後どうなるのか、本当に分からない日々が続いていますが、最終的な覚悟はそのときにならないと出来ないし、する必要もないけれど、徐々に弱り、静かに弱るのではなくあれこれ身体からの不平を受けつつ、そのときを待つんだと思います。
そのときが、近いほうがいいのか遠いほうが望ましいのか、やっぱり分からないけれど。
何よりも父が苦しむ時間が短いことを、願っています。
by yuling | 2014-10-25 10:30 | 里帰り | Trackback | Comments(2) |
Commented by セブン at 2014-10-29 00:55 x
久しぶりに覗いたらまた日本なのね!
親孝行できてるゆりどん、頑張ってね。 お父さんもお母さんもゆりどんがいて大助かりだろうね。みんな体壊さないように、しっかり介護ができるといいね。それしか言えないけど、カナダに戻ってきた、会いたいなぁ!
Commented by chat at 2014-10-30 19:45 x
うん、危篤ではないけれどでも出来るだけ早く帰ってきてと言われて。
帰国してすぐは、本当に今夜にでも、くらいの状態だったのだけれど、一時は退院も視野に入れられるようになりました。
が、その途端にまたアップダウンが激しくなり、日々一喜一憂しています。
親孝行ができてるのかどうかはわからないけれど、だんなに負担をかけているのが申し訳なくてね…。
でも、父の身体がもう頑張れないと悲鳴をあげているように見え、多分こんな時間もあまり長くは続かないだろうと思うので、なるべく後悔が少ないよう、そのときまで出来ることはしたいなと思ってます。
なかなか会いたいねーっていいつつ叶ってないけど、落ち着いたら私も時間が取れるようになるから、また集まろうね!
いつも気にかけてくれてありがとう。
もらえる一言が、泣けてくるほどにうれしいよ。
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