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胡桃林の寝子日和。
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予習。アドヴァンスド・ダイブ。
2006年 09月 13日 |
またもや、プール講習に行ってきましたー。
そう、今回は、アドヴァンスド・ダイバーになるための練習です。

基本的に、アドヴァンスド・クラスは、2日間5本の海ダイブでいいのですが、私はドライスーツ・コースを取っているので、特別に1回、ドライスーツの構造を知り、ドライスーツ特有の対応を学ぶために、プールでの講習があるのです。

以前聞いたとおり、アドヴァンスド・コースに学科はないので、ちょっと遅めの午後7時半にショップへ。
どうやらドライスーツ・クラスを受けるのは私だけのようで、インストラクターの方とふたりきりです。
まずは、ドライスーツといっても2種類のタイプがあるので、それぞれの長所と短所を聞きます。
そして、ウェットスーツとの違い、それにより起こるトラブルの対処の仕方を、口頭で教えてもらいます。
それから、借りるドライスーツのサイズ合わせをし、いざプールへ移動!です。

まずは、もうずいぶん慣れた器材のセットアップをちゃっちゃとしてしまいます。
それからドライスーツを実際に着ます。
ウェットスーツは、体にぴったりしており、しかも素材がゴムっぽいので体にくっつく感じがして、着るのに他の人の手を借りて引っ張りあげなくてはいけないくらい大変だったのですが、ドライスーツは、同じような素材で出来ていても(違う素材のものももちろんありますが私が今回借りたのはこちらのタイプなので)、重ね着ができるように余裕があるので、するするするっと着られて楽ちん♪
防水加工の特殊なファスナーは、とてもとても高価なものなので、気をつけて開け閉めしなくてはいけませんが、それは当たり前のことかな。

そして、まずはプールサイドに座って足だけを水に入れたのですが、うわー、これだけでももう水の圧力をかなり感じるよっ!
体にぴったりしていない分、やはり『肌に押される』という感じはかなり強いです。
ドボンと水に入り、浮力ジャケットを着ましたが、うれしいことに、水が冷たくない~。
もちろん、ドライスーツの一番の目的が『寒さを感じない』ことなので当然なのでしょうけれど、それでもこれまでのプール講習・海実習では、歯の根が合わないくらいの寒さを感じていたので、感激です。

水による圧迫を感じながら、ふよふよと水面を深いほうへ移動し、まずは水底へ潜降~。
一番初めは、やはりダイビングの基本である、水中での無重力を取ってみることに。
ドライスーツは、スーツの中にも空気が入れられるようになっているので、水中では、浮力ジャケットではなく、このスーツの中の空気の量を調節するのです。
それでも、違いは浮力ジャケットかスーツかだけなので、このスキルは難なくクリア。

そして、次に、ドライスーツの中にタンクから空気を入れるためのホースがあるのですが、これが壊れてしまうと、レギュレーターと同じように空気が出なくなるのではなく出っ放しになってしまうようになっており、そうすると、ドライスーツの中に空気がどんどん入ってきて浮上してしまうので、水中でこのホースの付け外しができるように練習をします。
これも簡単にできたんですが、取り付け部分が結構小さいので、海では分厚い手袋をはめているし、そうなるとちょっと大変かもしれません。

その後一度水面に上がり、水面での浮力ジャケットの脱着の練習を。
これもほぼウェットスーツのときと同じですが、ドライスーツに繋がっているホースを外したりはめたりすることを忘れちゃいけませんよー、という確認ですかね。

で、最後にもう一度水底に戻り、空気が足のほうに入ってしまった場合の処理法を教えてもらいます。
ドライスーツは、中に空気が入れられる=風船みたいな感じなので、全体的に満遍なく(もしくは主に上半身に)空気が入っていればいいのですが、足のほうだけに空気が溜まってしまうことも、ないとは言い切れません。
そうなると、まるで水中で逆立ちしているようになってしまうので、足のほうに入った空気を体の上のほうへ戻してあげなくてはいけないのです。
これはまあ、いろいろやり方はあるらしいのですけれど、簡単に言えば、体を逆立ちの状態から直立の状態に戻してやればいいわけで。
うりゃうりゃうりゃっと、なるべく空気がスーツ内で引っかからないように、体勢を整えれば、それでオッケー。
突然逆立ちになっちゃうとびっくりしますが、一度でもこうやって体験しておけば、実際に足のほうに空気が入ってしまっても、慌てたり焦ったりしなくてすみますからね。

で、習うスキルはこれだけなので、生徒が私ひとりだったということもあり、時間がすごーく余っちゃったので、あとは他の人(カナディアンのオープン・ウォーター・コースが講習中でした)が頑張っているのを横目で見ながら、プール内をほよほよと泳いでいました~。

ドライスーツって、かなり難しいと聞いていたし、実際、たとえば日本なのでドライスーツを着ているダイバーを見ると『あの人は上手な人=経験豊富なダイバーだ』と思われがちなんだそうです。
なのですが、習ったスキルを私は自分でも結構楽に出来たと思うし、インストラクターの方も、『ドライスーツで最初からこんなに上手にできた人は初めてだ』って、お世辞だったとしても言っていただけたし、よかったです。
これで、カナダの冷たい海でも、ドライスーツでばんばん潜りにいけちゃうよ~ん。

さ、次は海実習だっ!
by yuling | 2006-09-13 00:00 | ダイビング | Trackback | Comments(0) |
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