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胡桃林の寝子日和。
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北と西をうろうろ。
2008年 12月 07日 |
ノースバンクーバーへ、昨年の今ごろ亡くなっただんなのおじいちゃんの、墓参をしてきました。

日本のお墓と違い、カナダでのお墓というのは、薄い墓石に名前や生没年(たまにメッセージも)が刻まれて置いてあるだけなので、一見すると何にもない芝生が広がっているような感じです。
また、日本では一族が同じお墓に入るのが当たり前で『~家の墓』というように書かれますが、こちらは一人、または夫婦単位で埋葬されることがほとんどです。

だんなの家族は移民で、現在カナダにお墓があるのは、だんなの曾おばあちゃんとおばあちゃんのみ。
そして、おばあちゃんの配偶者であるおじいちゃんは、カナダの寒い気候が嫌だと自分の国へ帰っていたのですが、もう誰もその国に直系の家族はいないので、遺灰をこちらに持って来て、おばあちゃんと一緒に埋めてあります。
実は、葬儀はおじいちゃんの国で執り行われ、埋葬をこちらで、という感じだったのですが、その埋葬の時には私は里帰り帰国をしていて立ち会っていません。
本当は、こちらに戻ってからすぐにでも寄るべきだったのに、ついうっかり忘れており、1周忌となってしまいました。

で、今回初めて訪れてみて驚いたのは、そこには以前のままの墓石しかなかったんです。
おばあちゃんと一緒に埋葬したのだから、場所が増えてないのは当然としても、墓石もおばあちゃんのみのままだったんです。
遺灰を埋めた場所だって、1年も経てば芝も伸びて分からなくなっており、これではおじいちゃんがここに眠っているということを証明できるものが、なにもありません。
亡くなり方が突然だったために、埋葬時に墓石が間に合わなかったのは仕方ないとは思うけれど、それでも、出来るだけすぐに手配するのが当然と思っていたから、びっくりですよ。
しかも、私たちはおじいちゃんが亡くなった日というのを教えてもらっていません。
だいたいこれくらいの日のはず、という大まかなことは分かっていても、命日を知らないなんて、変ですよねえ?
さらに、命日あたりを過ぎてから墓参したのに、墓石の上にはまっ茶色に変色して枯れたお花が置いてあっただけ。
ということは、自分の父親の命日に、子ども(だんなの両親)は何もしなかったということで。
もう何年も離れて暮らしていたとはいえ、いろいろよくしてくださったおじいちゃんなのに、亡くなったらもう用済みのような扱いをされているようで、なんだか申し訳なかったです。
せめて私たちだけでも、おじいちゃんっ子だっただんなはもちろん、私は自分のおじいちゃんというものを知らないので、だんなのおじいちゃんが私の唯一のおじいちゃんにもなるのですから、もっと頻繁に会いに行ってあげなくてはと、後悔しました。
とりあえず、立派なものではなくてもいいから、墓石をなんとかしてあげたいです。

さて、その後は遅昼に、ウェストバンクーバーにあるSavary Island Pie Companyへ行ってきました。
本当は、寒い日だったし、ダウンタウンのラーメン屋さんに行こう!と言っていたのですが、ハイウェイの途中で渋滞があり、交通情報を聞いて『そういえばサンタクロース・パレードがダウンタウンでやってるよ!』と思い出し、駐車場を見つける以前にまず通れなさそうだと判明したので、予定を変更しまして、久しぶりにこちらへ来てみました。
北と西をうろうろ。_b0090654_633359.jpg相変わらずの混み具合でしたが、運良く小さなテーブルを確保することができまして。
今回頼んだのは、私はクリームトマトスープとソーダブレッド(C$7)、だんなはグリルドチキン&バジルサンドウィッチ(C$12)。
ここのスープは日替わりでメニューが違いますが、どれもすごくどっしりとした感じで、1杯でお腹がいっぱいになります。
が、どうも最近は塩辛すぎるような気がしており、今回もやっぱり、美味しかったのですが、途中でお水を飲まなくてはいけないほどでした。
これってやっぱり、私の舌が薄味すぎるのかしらねぇ?
だんなのサンドウィッチは、作るのにすんごい時間がかかるようなのですが、厚めにスライスしたバゲットにたっぷりのバターがしみ込ませてあり、具もしっかりどっさり入っていて、満足げでした。
でも、オーガニックにしても、ちょーっとお値段が高いような…?
ま、それだけ払う価値があると、食べる本人が納得してるのでいいんですけどね。
by yuling | 2008-12-07 00:00 | お外でごはん | Trackback | Comments(0) |
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