胡桃林の寝子日和。

chats.exblog.jp
讃う可き哉、悠々自適なマイライフ in 加奈陀。 by chat(yuling)
ブログトップ
お手軽『裏打ち』。
2009年 08月 29日 |
b0090654_11575750.jpg裏打ちというのは、比較的薄い書道用紙に書かれた作品に、裏から別の厚紙を貼り、補強することで、保存しやすくなり、また、しわを伸ばしたり、墨と半紙の白黒のコントラストが強くなるなど、視覚的効果を高めることもできます。
ただし、日本でも専門職に頼むと結構いい金額を請求されたりする上、カナダではそういうことをしてくれる人や場所を知らないということもあり、諦めておりました。

んが。

でんぷんのりさえあれば、自分でも出来ますよ、なんていうサイトを見つけましてね。
でんぷんのりってなんぢゃ?と最初は思いましたが、調べてみれば、いわゆる洗濯のりとかの、合成のりではない水溶性ののりのこと。
子どものころに工作などに使った、チューブとか、動物の顔の形のかわいいプラスチックの容器に入っていた白っぽいヤツが、そうです。
そして、ありがたいことに、そういう素朴で安価に手に入れることが出来るものは、日本から来た100均のお店で買えるんですねー。
いやあ、便利な世の中になったもんです。

早速、子ども用の歯磨き粉くらいのサイズのチューブに入ったのりを、3本2ドルで買いまして。
まずは、凸凹のないテーブルに作品を裏向きに乗せ、かるく湿らせます。
これは、使い終わったヘアスタイリング剤などのスプレーを使用すると、結構便利。
そして、小さなボウルに出したのりを、少しずつ足した水で溶かして滑らかにしたものを、画用紙などの厚紙に大きめの平筆か刷毛で、作品のサイズよりもちょっと大きめくらいにざっと塗ります。
この時ののりの濃さは、思いっきり適当でしたが、塗った時にトレース(刷毛の痕など)がでないくらいにまでは、溶かしました。
そして、薄めたのりを塗った厚紙を、湿らせた作品の上に乗せ、刷毛やバレンなどで全体的に押さえて貼付けます。
そして厚紙をへろりと持ち上げると、作品が綺麗に厚紙にのり付けされている、というわけです。
完璧さを求めるならば、この後、仮張り板(裏打ちした作品を張って干す板)に貼って、厚紙や用紙が乾く過程でシワにならないようにするのですが、今回私はかなり耐水性の高い水彩画用の紙を使ったので割愛。

とりあえず、初めての試みではありましたが、結構上手くいきました。
ただ、このやり方だと、半紙くらいの大きさ(A4より大きくB4より小さい)ならば何とかできますが、条幅など長いものやでかいものは、ひとりでやるのは難しいかな、と。
ま、何も出来ないよりは、マシですけどね。

なんて調べたり試したりしてみたのは、最近、お友だちのお子さまの名前を書いて、と頼まれる機会が増えた所為。
日本から遠く離れた所に住んでいるからこそ、漢字の名前を子どもにあげたいと思うのは、理解できますものね。
そして、せっかくならば、長期、出来ればそのお子さまたちが日本語を理解できる(自分の名前の漢字を読める)くらいになるまでは保管できるように仕上げてあげたいと思うのも、書き手としては当然のこと。
さすがに、額までは高すぎて、ボランティア状態の私には、用意できませんけれど。
いつか、そのお子たちが結婚したり独立したりする時にでも、持っていくくらい大切にしてもらえると、嬉しいなー、なんて思いつつ。
[PR]
by yuling | 2009-08-29 00:01 | 書道・カリグラフィ | Trackback | Comments(3) |
トラックバックURL : https://chats.exblog.jp/tb/11829832
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by keisyuフルート at 2009-09-01 07:44 x
澱粉のりでやりましたか 本職顔負けですね
日本には 簡易裏打ち用紙 ってのがありますよ
裏に 糊が付いていて アイロンかけるやつ
半切まで いけますが やはり 難しいため 
小作品どまりです
Commented by せいこう at 2009-09-01 15:09 x
なんか 新しいことに挑戦するって ドキドキ感やワクワク感それに 不安感入り乱れますけれど 成功したなんて とっても素敵です~
おめでとうございます~(*^_^*)
Commented by chat at 2009-09-01 23:13 x
>keisyuフルートさん。
澱粉のりで、頑張ってみました。
思っていたよりも結構簡単でしたよ。
簡易裏打ち用紙、便利そうですが、大きな作品にはやはり難しいですか…。

>せいこうさん。
最初は、どれくらい紙を濡らせばいいのかとか、のりはどこまで希釈するのかとか、練習用紙で何枚か試したんですけどね。
カナダには、日本のような便利品がないので、何でも自分でやらなくてはいけないのですが、その手間も、結構楽しかったりします。
<< 災難の日? 頁とっぷ ほんのちょっぴり。 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
水盤 Skin by Sun&Moon