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左利きでも書道は可能か?
2010年 01月 22日 |
先日、ボランティアとはいえ、書道の先生というものを経験させていただいてからずっと、気にかかっていることがあります。
それは、『左利きの人でも書道は出来るか』ということ。

日本語でも英語でも、基本は『右利き』の人に書きやすいように形は出来ていますが、鉛筆書きならば左利きの人でもそれほど支障はありません。
が、書道となると、ちょっと違ってきます。
なんといってもまず、書く道具が紙面に当たる面が、大きく違います(鉛筆ならば点ですが、筆だと面になります)。
しかも、鉛筆(ボールペンやペンなども含みますが)ならば線で書ける文字が、筆だと、毛先の向きだの線の流れだのとめやはねだのと細かい所まで細心の注意が求められる訳で、普通に右利きの人が書こうと思ったってなかなか上手く出来ないのに、左手で筆を持ってそれが可能なのかどうか、気にならない訳がありません。
さらに、日本では左利きの子もかなり強制して右利きに直しますが、北米ではそこまで厳しくはなく、左利きの人は左利きのままなことが多く、実際、先日の書道体験の時には、1/4くらいの子が左利きでした。

で、気になるのは、カナダで書道教室を開こうと思う場合、はやり、左利きの人も結構いると思う訳で、そういう人の指導はどうしたらいいのかな、ということ。
日本では、左利きでもお筆だけは右で、ということがほとんどだったのですが、北米ではそれは通用しなさそうだし。
かといって、左手で筆を持って、同じように字が書けるのかどうかも分からないし、また、初心者には手持ちで指導もすることになるのでしょうが、左で筆を持つ人に私が右手で持ってやってもいいのかな、とか、細かいことではありますが、気になっちゃうんですよね。

書き方としては、右から左へと書いてゆく日本の書き方はむしろ、左手の方が手が汚れずにすむし、逆に左から右へと書いてゆく英語をはじめとする欧米の文字は、右手の方が書きやすい気がするんですけども。

…え、そういうことは生徒が一人でも来てから言えってか?
ま、それもごもっともでありますなぁ(苦笑)。
by yuling | 2010-01-22 11:00 | 書道・カリグラフィ | Trackback | Comments(0) |
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